速さには、「理由」と「意義」がある!
矯正処置は、一般的に2~3年以上かかるといわれています。
しかし、当院では3ヶ月、長くても1年半程度で終了します。
お子様の矯正では6ヶ月程度で終了するケースも珍しくありません
「速い分、リスクもあるんじゃないの?」と思われる方も中にはいらっしゃるでしょう。
実は、それは、逆なんです。
歯列矯正は、その処置期間が長いほど体に害がある=リスクがあります。
毎日歯を磨いていても、虫歯や歯周病にかかります。
ましてや、バイ菌が付着しやすい矯正装置を口の中に入れていれば、虫歯や歯周病にかかる危険性は高まります。
矯正装置を長期間装着することは、それらのリスクを増大させるのです。
また、顎関節症(TMD)やストレス、歯根吸収、歯髄変性、アレルギーといったものも
矯正由来で起こる病気です。
短期間で矯正を終えるということは、虫歯や歯周病はもとより、顎関節症(TMD)やストレスなどの病気の防止にもつながり、医学的に見て大変意義のあることなのです。
では、なぜ、こんなに速いの?
ちゃんと理由があります。
理由1「健康な土台」を取り戻せる技術があるから
当院の矯正は、健全な「歯周組織」を作ってから矯正を開始しています。
「歯周組織」とは、歯の周りの組織。いわば、矯正の際の「土台」です。
歯肉や歯肉の中にある歯槽骨と呼ばれる部分が、健康か不健康かで、歯を動かす=矯正にかかる時間は大きく変わります。
そう、健康な歯肉の人は、矯正が早く進められるということ。
逆に、不健康な歯肉の人は、痛みや苦痛がひどく矯正の進みも遅いのです。
歯石の除去や歯磨き指導といったことだけでは、病気の歯周組織は改善できません。
歯周病治療の専門機関として実績のある当院だからこそ、短期間で健全な歯周組織が得られ、矯正中も健康を維持できるのです。
理由2 矯正中の「リスク」を抑えて、安全かつ迅速に
第2の理由は、当院では矯正を妨げるリスクの低減化ができるからです。
矯正中に虫歯や歯周病ができると痛みがでてくることがあります。
当然、矯正を中断して治療を行わなくてはいけません。
顎が痛くなる場合もあります。それらの痛みが長く続けば、矯正の中断も長引くことでしょう。
これらのリスクを最小限に抑えるためには、矯正を行う前にそれらの治療を行うことです。
ところが、矯正専門医の場合、虫歯の治療を専門にしている歯科医師や歯周病の治療を専門にしている歯科医師が、矯正をおこなっているわけではありませんから、見逃してしまう危険があります。
歯周病が始まっているのに気がつかずに矯正を進めれば、歯周病は必ず悪化します。
見えづらい小さな虫歯に気付かずに矯正を始めれば、虫歯も当然悪化するでしょう。
顎関節症も同じです。
それら矯正中に起こりうるリスクを、あらかじめ抑えることは、矯正を安全に迅速に行うことにつながります。
理由3 抜歯をしないから、速い!
第3の理由は、当院では、「歯を抜かない矯正」を原則としていることです。
歯を抜く場合と抜かない場合とでは、歯を動かす距離が違います。
抜かない場合のほうが、距離が短く、矯正にかかる時間も短縮できるのです。
理由4 「流派」にとらわれず、最適な方法を探すから
当院では、最新の矯正装置を用い、「流派」にとらわれず歯科・口腔外科領域のあらゆる知識を総動員して、それぞれの方に応じた最適の処置を行っています。
だから、速いのです。
そう、クオリティーの高さが、速さの要因なのです。
矯正にはいろいろな矯正方法があります。
それらはある種の流派といってもよいでしょう。
「初めに抜歯ありき」の流派もあります。
判で押したように矯正の期間が2~3年といわれる理由の一端がここにあります。
当院では、大学などの流派や縛りにとらわれず、「いいとこどり」の矯正方法を患者さんごとに考えています。
だから、矯正のスピードを格段に速めることができるのです。