こうした器具は、一部では「顎の骨の成長をコントロールできる」などと言われていますが、科学的根拠はまったくありません。
顎顔面の形態は、遺伝子によって決められたものです。
骨の成長促進や抑制ができるなどというのは、歯医者の驕りです。
たとえば、小さい頃は丸顔だったといわれているアントニオ猪木が、小学生で矯正をしたら、どうなっていたでしょう?
歯並びの改善で、下顎の成長が抑制できたと思いますか?
たとえば、中国の纏足。これは成長を抑制しているわけではありませんよね。
これらの装置は、痛みを生み出すだけの有害無益なものです。
私は、矯正の勉強を始めたころ、「ヘッドギア」をはじめ顎外矯正装置とよばれるものをいくつかつけて過ごしてみたことがあります。
痛みがひどく、苦痛で、とても日常生活を送れるものではありませんでした。
お子様は、お母さんが勧めた矯正ですから、そんな苦しみを訴えることができないかもしれません。
当院では、骨の成長を抑制したり、顎の骨を広げるなどといった非科学的で反医学的行為は一切いたしません。
したがって、側方拡大装置やチンキャップ、ヘッドギアと呼ばれる装置は使用しません。